歌詞 終着ノサップ 椎名佐千子
作詞
木下龍太郎
作曲
鈴木 淳
風の噂の届く町に居たなら
きっと貴方のことを思い切れない
別れの手紙を
部屋に残して旅発ち
窓を照らす 照らす星が
いまはこころの道連れ
時刻表には戻る汽車だけ
根室本線 北の終着
旅の終わりはノサップ
いくら捜してみても私ひとりで
あの日亡失くした愛は見付けられない
鞄の中には
捨てるつもりの想い出
すがる胸も 胸もなくて
頬のなみだが凍える
薄い切符が指に重たい
根室半島 海が遮(さえぎ)る
旅の終わりはノサップ
長い冬を冬をひとり
耐えてここから出直す
春になるまで海は明けない
根室海峡 寄せる流氷
旅の終わりはノサップ