屋上の吸血鬼さん
おさとう
屋上の吸血鬼さん
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吸血鬼のおじいちゃん
===【台詞】=================
「おや？ どうして人が。」
「人払いの張り紙は見なかったかい？
先生に怒られるよ。」
「私？ 私は大丈夫だよ。」
「人じゃないからね。」
「そう。」
「こんにちは、吸血鬼です。」
「ほら、目が若干赤いでしょ。」
「ここに力が溜まってるんだ。」
「さぁさぁ。早く去らないと、石になっちゃうよ〜？」
「……そんな伝承はないって？」
「あるかもしれないよ。
異説なんていくらでもあるんだから、
1人くらい石にできてもおかしくないさ。」
「で。」
「君はなぜ屋上に？」
「生憎の曇り空さ。見上げても晴れるものはない」
「いったい、何を見に来たんだい？」
「……私？」
「君は私が気になるのかい？」
「そんな人間もいるんだね。」
「それは面白い。」
「ならば。」
「私が君の眷属になろう。」
「……ぷぷっ、本気にしたかい？」
「そんな伝承はないよ。」
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コメント
1件
おさとう@やっぱりめちゃくちゃ読むの上手いですね……🤔 老人にしたことで歳の重みを感じられる別解釈が生まれそうな……そんな感じがしました！👍👍👍 その重みをしっかり感じられる演技力が、若者にはない発話の安定感が節々に滲み出てて良きでした！！👏👏 お読みくださりありがとうございます！🙇♂️🙇♂️🙇♂️
