◆ケセラリズム
☂️サリ・ケーラット_CV.りつき(ユリイ・カノン)
◆ケセラリズム
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Character's Song #1 & Secret Data
◆ No.07 ☂️ケセラリズム / ユリイ・カノン
【 Corrupted hymn 】
Singer : ☂️サリ・ケーラット/CV.りつき
Profile : https://nana-music.com/communities/1153982
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Lyric/
旧都のアングラで胎動した思想が
パブリックの影に蔓延っていくんだ
マーシャルに繋いだレスポール鳴らした
売れないシンガーが「世界は終わるの」って歌った
腹を括った四畳半劇場
下賤な身を呪っていたんだ
縄の輪を前にして息を呑む
本当も嘘もごっちゃになった
ペダントリーな導者は云う
征討で統制 共生と寄生 手を挙げろ
一度は棄てた命を拾って
再びあなたに逢いに来たんだ
綴り合せた僕の心臓の鼓動で踊ってみせてくれ
You know what?
ジ・エンドだって「けせらせら」
どうせ死せど来世も厭世
踊れ踊れ
詠んで歌って酔狂の興
そうして天罰を待つ人生
さよならだ
ジ・エンドだって「けせらせら」
運命なんて藻掻いて縋って嘲笑ってみせろ
天国さえも見下した
飽いた幸と不幸の向こうへ
グッバイ ハヴァナイスライフ
さあ 世界の息の根を止めよう
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俺の信じたいものを信じる。
□過去
父さんは言った
「失敗は許されない。強くあるべきだ」
母さんは言った
「これは仕方の無いことなの。やらなければ、やられるだけ」
俺は、俺の、なんで、何のために
「………はい」
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物心着いた頃から、周りの大人たちから体術を仕込まれていた。
あらゆる武術を習得し、自分のものにした。
なんのために使うのか、わからなかった。
8歳になる頃、あらゆる武器の使い方を教えられた。
全て習得し、身体の一部のように扱うことができるようになった。
なんのために使うのか、わからなかった。
10歳になる頃、隠密行動の仕方やハッキングを覚えさせられた。親に自分たちはマフィアであると教えられたのもこの頃だ。
薄々わかっていた。自分のやっていることは普通では無い。
マフィアだとわかってからも、俺の両親は俺を学校に通わせた。最初はそれは両親の愛情だと思っていた。
でも違う。数年通ってわかった。俺は一般の人間の思考や感覚を身体に叩き込むために通わされていたんだ。
学校から帰る度、両親に言われた。
『常に周りをよく見ろ。人や物の位置を正確に把握しろ。自分の腹は隠し、常に平然と振る舞え。空間を捉え、自分のものにしろ。』
ミドルスクールに上がった頃、とうとう任務を任されるようになった。
初の任務、ある施設からデータを盗んでくる。ただそれだけ。
大きな問題もなく、データを盗み逃走を図った。
施設から出る最後の扉。入ってきた時とは別の扉。そこに仕掛けられた魔法など、13歳の俺には気づけるはずも無い。
魔法なんて大して関係ないと思っていた。力で全てを解決してきた俺の一族は、魔法が使える者なんて今までひとりもいなかった。
鳴り響く警報音。
まずい、完全に見つかった。
追っ手は1人。
追いながら仲間に連絡を取ろうとしているようだ。
追っ手が増えるのはまずい。
しかし相手は加速装置かなにか使っているのだろうか、距離がぐんぐんと縮まっていく。
まずい、まずい!
捕まれば、死ぬ、いやだ、死にたくない、どうする、どうする、
追っ手が触れるまで、後数センチーーーーーー
『空間を捉えろ』
俺の目の前には、空を掴んで前方に転ける追っ手の男。
俺の手には取り出した拳銃。
今ここでやらないと、やらなければ、俺は、
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「ただいま帰りました。」
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さらに数年。
俺は、こんな、こんなことを、いつまで、
手元にはNRCからの入学許可証。
「父さん、お話があります。」
「学園生活は目立つ。もしバレたら厄介なことになるのはわかっています。」
「しかし、利点もあります。この学園には、〇〇〇がいます。」
「うまく懐に入り込めば、情報が手に入りやすくなるはず。」
「どうか。」
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「あっこら!!ハーディ寮長、こんな所で寝ないでください!!」
「サディク先輩~!!!今度の宴についてなんですけど……」
ここから先は、また別の話。
□裏設定
サリの家は代々マフィアの一族。幼少期から厳しく鍛えられ、大抵の武術と武器を使いこなす。
初任務で失敗し、殺されそうになった所でユニーク魔法が発現したことにより自身に魔力があることを知る。この時から武術とユニーク魔法を掛け合わせることで任務成功率が飛躍的にアップした。
しかし次第に自分の行動に疑問を持つようになり、こんなことは普通ではない、なぜ自分は殺しなんてしているのかと悩んでいたところ、NRCからの入学許可が届く。
サリは自分の自由のために、『最もらしい理由』で両親から入学の許可を得る。
入学してからは色々あり、半ば吹っ切れた状態でハーディーの世話係となる。
ここで自分は変われる、自分は間違っていないと考えているが、決定を先延ばしにしているだけなのかもしれない。
サリは両親についた嘘以外、他人に嘘をついたことはない。他人には。
『抜け出せるかはお前次第。【飛雨の散歩道ースパーツィオ・ノイズ】』
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