【解説】公認クリエイターとは

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現在nanaで初めての取り組みとして行われている 《第7弾公認クリエイター募集》 https://nana-music.notion.site/7-ff0cd003ce3940b1bbf7e0a38346f5db その応募期限4/14(日)が迫っていますね！ 一方で、『公認クリエイター』というもの自体がよく分からず、 ・自薦したいけど後悔しないか迷っている ・他薦したいけど推薦して良いものか迷っている ・既に自薦で応募したが後悔しないか不安だ ・既に他薦で応募したが迷惑にならないか不安だ と心配されている声をちらほら聞きます。 ここでは、そんな心配を晴らすことに役立ててもらえればと思い、 《1. 公開情報から分かること》 として、nana公式からユーザーに公開されている情報を抜粋したもの、 《2. 公認クリエイターになって分かったこと》 《3. 公認クリエイターになることのメリット》 《4. 公認クリエイターになることのデメリット》 として、自分の経験や公認クリエイター仲間から聞いた話と、 それに基づいて個人的に感じた/思いついたメリット・デメリット、 《5. よくある質問》 として、自分が分かる範囲で答えた内容を書き綴ります。 ※あくまで僕個人の見解であり、nana公式と異なる可能性があることにご注意ください！ ◇━━━━━━━━━━━━━━◇ 　1. 公開情報から分かること ◇━━━━━━━━━━━━━━◇ 1-1. 公認クリエイター情報 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ nana公式からの「公認クリエイターに関する情報」として、次の記事が公開されています。 🔗あなたの音楽活動を応援！「nana公認クリエイター」制度がスタート！ https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator/ "nanaが大好きで楽しんでくださっているみなさんを今よりもっと応援できる一つの形" "nana公認クリエイターになったから何か特別なことをしなくてはいけない、ということではありません" "これまで通りnanaで音楽を楽しんで投稿いただければ大丈夫です" "アプリ内アイコンに「nana公認クリエイター認証済バッジ」が付与されます" "選考基準は公開いたしません" "投稿数や再生数などのほか、活動状況やサウンド内容など総合的な要素からnana運営チームよりお声掛け" 要するに ✅ 公認クリエイターになったらバッジが付くよ！ ✅ 活動は今まで通りに楽しんでね！ ということです！ このことからも ・「公認クリエイターになったからもっと投稿しなきゃ」といったプレッシャー等も感じる必要はないですよ！ ・公認クリエイター自身がこれまで通り楽しく活動してくれることこそが、nanaを盛り上げることに繋がりますよ！ というメッセージが汲み取れます。 1-2. 「Co-Creation Project」2022.3～ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ nana公式によるユーザーの音楽活動支援として、公認クリエイターを中心に選ばれたボーカリストへオリジナル楽曲を制作しデジタル配信を行うプロジェクトがありました。 それが音楽クリエイターチーム「Co-Writing Farm」との楽曲制作プロジェクトである「Co-Creation Procject」です。 🔗 Co-Creation Project https://nana-music.com/blogs/category/co-creation-project/ こちらは全第6弾、6名のユーザーが選出されて楽曲制作されましたが、全員が公認クリエイターでした。 1-3. デジタルレーベル「Nobody Records」2022.6～ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ nana公式による、歌い手が夢に向かって一歩踏み出すキッカケを支援するプロジェクトとして、nanaユーザーから歌い手をキャスティングし、著名なボカロPや動画師、絵師が共同でオリジナル曲の制作進行をするためにレーベルが立ち上げられました。 それがデジタルレーベル「Nobody Records」です。 🔗 Nobody Records https://nana-music.com/blogs/category/nobody-records/ 「nana」ユーザーから歌い手を世の中に輩出することで、スマホから新しい音楽文化の創造への寄与を目指しているとのこと。 こちらも現在第6弾までリリースされており、そのうち1回だけが非公認クリエイター、他5回は公認クリエイターから歌い手が選出されています。 ╭━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╮ ＜　つまり、公認クリエイターになると 　　プロのクリエイターと制作した 　　オリジナル楽曲を配信できるチャンスが 　　得られやすいと言えますね！ ╰━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╯ 1-4. 第6弾までにい選ばれた公認クリエイター ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 第1弾～第6弾で選ばれた公認クリエイターはそれぞれ次の通り。 第1弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-01/ (計18名,1名退会) 第2弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-02/ (計14名) 第3弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-03/ (計16名,1名退会) 第4弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-04/ (計17名,1名退会) 第5弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-05/ (計16名,1名退会) 第6弾 https://nana-music.com/blogs/nana-official-creator-06/ (計17名) 現時点で累計で98名、そのうち4名の方が退会されています。 退会されていない方でも2年以上サウンドを投稿されていない方もいますが、その方も含め全員にバッジが付いていることが確認できます。 ╭━━━━━━━━━━━━━━━╮ ＜　活動状況の変化があっても 　　バッジが剥奪されることは 　　ないということがわかります！ ╰━━━━━━━━━━━━━━━╯ ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 　2. 公認クリエイターになって分かったこと ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 2-1. 運営と直接DMでやり取りできてレスポンスが早い ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 公認クリエイターになると運営とXのDMでやり取りをするようになります。 ここから質問や問合せをすると、一般の問い合わせフォームよりも早くレスポンスいただける印象があります。 とは言え、個人的には公認になる前から問い合わせ等々行っていて、回答の有無自体については公認どうこうに違いはなかったかなと感じます。 スピードの違いだけですね。 2-2. 運営から直接協力のお願いが来ることがある ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ・nana公式の広告でのサウンドの使用 ・新サービスの実証実験への協力の依頼 ・新機能の先行利用/評価 などがあります。 先行利用については公認クリエイター以外も含めた募集もありますが、内容によってはある程度信用のあるユーザーとして、公認クリエイターのみに依頼されるケースがあるように感じます。 2-3. 自分の企画の宣伝してもらえる ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 公認になって最初に教えられるのですが、 自分で何か企画した場合に運営へ宣伝のお願いをすれば、 nana公式からアプリ内通知やリポストをしてもらえます。 自分のケースではこちらの企画をリポストしてもらった経験があります。 https://nana-music.com/sounds/066d13ae 2-4. 座談会等で運営と意見交換ができる場に参加できる ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 不定期ですが、運営と公認クリエイターとの座談会が開かれたりします。 ユーザーを代表して直接運営に意見を言うことができます。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 　3. 公認クリエイターになることのメリット ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 3-1. 運営と直接DMでやり取りできてレスポンスが早い ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 2.でも挙げましたが、個人的にはこれが一番のメリットに感じています。 聞きたいことがあった時にすぐレスポンスをもらえるというのは、自分が聞きたい場合に限らず、フレンドさんの代わりに聞いてあげられるということにも役立ちます。 最近の例では、この公認クリエイター募集の応募フォームで「選びたい部門が選択肢に無いのでどうすれば？」という相談に対し、僕から運営へ意見して「その他（自由記述）」を追加してもらったという事例があります。 3-2. 運営からオリジナル曲の提供のチャンスがある ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 1-1.,1-2. で挙げたように、オリジナル楽曲リリースのプロジェクトに選ばれるチャンスがあると考えられます。 プロの歌手を夢見ている歌い手さんは、このチャンスに近づくために公認クリエイターを目指すことはアリかなと思います。 3-3. 自分の企画をnana公式から宣伝してもらえる ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 2-3.で挙げたように、自分の企画を宣伝してもらえるのはメリットと考えられます。 自身でイベントやお祭りなどの企画をしていて、「もっとたくさんのユーザーに認知してほしい」という方は、これだけでも十分なメリットになり得ると思います。 3-4. 運営との距離が縮まる ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 2.のように、運営と意見交換する機会が得られたり、直接DMで気軽に意見したり問合せすることができ、運営との距離を縮めることができます。 もっとこうしたらnanaは良くなるのでは…そんなアイデアをたくさん抱えていて、nanaにもっと貢献したいと考えている人は公認クリエイターになる価値があると思います。 3-5. バッジがあることで信用度が上がる ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 「公認クリエイターの伴奏だから安心だ」という声もよく耳にしますので、伴奏者にとっては「伴奏を使ってもらいやすい」というメリットがあります。 また、nanaに関する情報共有をする場合にも「公認クリエイターが言っていた」というだけで信用してもらいやすくなり、僕の体感では公認クリエイターになった後の方がより情報拡散してもらいやすくなったように感じています。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 　4. 公認クリエイターになることのデメリット ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 4-1. バッジがあることで忌避される ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ これは公認クリエイターに対する印象によって左右されることですが、漠然と抱く「すごい人」という印象から、「近寄りがたい」「気軽に会話しにくい」といった雰囲気を、特に初対面の方から感じる場面があったように感じます。 また、ユーザーの中には公認クリエイターに対して悪い印象を持たれている方も残念ながらいらっしゃるのも事実です。 しかし、多くは5.で後述するような誤解が原因となっているようにも感じるので、この投稿によってその誤解を解いて、こういった忌避がなくなればいいなと思っています！ 4-2. 批判のまとになりやすい ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 特に著作権絡みでよくあることなのですが、公認クリエイターのサウンドは厳しい目で見られることがよくあります。 「運営が選んだユーザーがこんなサウンド投稿しちゃだめでしょ」みたいなやつです。 ただし、著作権絡みに限って言えば、正しい理解が進めば緩和されることにもなると個人的には思っているので、別の機会にその辺りもお話できたらいいなと考えています。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 　5. よくある質問 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ Q1. 公認クリエイターの選考基準は？ A1. 1で述べたとおり非公開なので分かりませんが、過去の事例ベースで見ると 　・フォロワー数 　・サウンド数 あたりは絶対条件にはなっていないように見受けられます。 また、 　・ピックアップ数 　・他薦の票数 なども、目安として参照されることはあっても、それが足切りのラインになったりとかすることはないんじゃないかなぁと思います。 個人的な推察ですが。 Q2. バッジは外されることがあるの？ A2. 「●●したら外される」といったことも聞いたことありませんし、過去に外されたケースもありません。 Q3. サウンド投稿だったり、イベント開催にノルマはあるの? A3. ありません。 (個人的な意見) ノルマがあったとしたら、冒頭の「活動はこれまどおりで大丈夫です」という文言と食い違うので、ノルマはあってはいけないと思っています（あったら僕が抗議します）。 Q4. 公認になったらインセンティブはあるの？ 　（よく聞かれるもの） 　・ランキングやピックアップに載りやすくなる？ 　・nanaプレミアムが無料になる？ 　・nanaポイントをもらえる、または、安く購入できる？ A4. ありません（自分や他の公認クリエイターさんたちから聞いた話に基づく） Q5. 運営と一緒に何かやらなければならないのか? A5. 運営主催の何かで声がかかることはあるかもしれないが、強制ではありません。逆に、ユーザー側からの提案を聞き入れてくれるので、相談すれば運営に協力してもらえるということはあると思います。 Q6. 運営から「こういうことはやめて」と注意されることはある？ A6. ありません（自分や他の公認クリエイターさんたちから聞いた話に基づく） Q7. 公認一人一人に対して「この人は歌の公認」「この人は伴奏の公認」といったような明確な部門分けや、部門ごとに人数枠があったりするの？ A7. ないと思います。少なくとも「あなたは〇〇部門の公認です」と言われることはないですし、例えば「伴奏の公認なのだから伴奏の投稿に注力しなさい」といったこともありません。 Q8. 現存の公認クリエイターの数を整理するという話がある？ A8. 聞いたことありません。 以上、公認クリエイターに関する情報について自分が分かっている範囲で説明してみましたが、これでもまだ疑問が拭いきれていない部分ももしかしたらあるかもしれないと思います。 その場合は、こちらのコメント欄にてご質問いただければ、分かる範囲でお答えしますし、内容によっては僕から運営に伺うことも可能ですので、お気軽にコメント下さい！ 繰り返しになりますが、この投稿の趣旨は「公認クリエイターについて正しい理解を持ってもらうこと」です。 これを機に公認クリエイターというものに対する憶測や誤解が無くなり、今いる、そしてこれからなるかもしれない公認クリエイターの方たちが気持ちよく活動できることに繋がれば幸いです。